「絆」大船渡へ
北東北3大まつりへの出竿の動画をアップしました
被災地応援の一環として、岩手県大船渡市で開催された「鎮魂・復興祭(9月2日)、「『絆』大船渡へ 北東北3大まつり(9月3日)」へ竿燈3本、囃子1組が出演しました。
台風が接近する悪天候の中、早期復興の願いを込め秋田市竿燈会の渾身の演技を披露しました。
【当日ご覧になった大船渡市民の方からお手紙をいただきました】
秋田市長 様
突然のお手紙失礼します。
私は、岩手県大船渡市に住んでいます。私の家族は、私と夫と夫の母と子供二人で、私と夫の実家は大船渡市です。
ですが、仕事の都合で平成17年から平成23年1月まで秋田市新屋に住んでいました。子供たちも2歳と0歳から秋田にいたので、秋田の子供として育ちました。秋田の方々には大変お世話になり、第二のふるさととも思っております。もちろん竿燈も毎年見に行きました。たくさんたくさん思い出も出来ました。
そして仕事の都合で、1月12日、大船渡市に戻ってきましたが、3月11日の震災で、家が流されてしまいました。秋田で過ごした思い出のある荷物も全部流され、途方に暮れました。もう少し秋田にいれば…と何度思ったか。しかし、前向きにならなければ何も進まない!!震災直後は一日一日がただすぎて行き、何も出来ずその日その日を暮らすことしか出来ませんでした。今では仮設住宅に入居も出来たので、電気、水、笑顔のある生活が出来ました。そして、もっともっと笑顔になる出来事が!!
大船渡市に竿燈が来ると聞いて、今年も竿燈が見れるよ!!と家族で大喜びをしました。
まさか竿燈が見れるなんて夢のようでした。9月2日、3日の2日間、家族で見させていただきました。どっこいしょー どっこいしょー!!大きな声で子供たちは言ってました。涙も出てきました。
市長さんに声をかけて「ありがとうございます」と言いたかったのですが、言えなかったのでお手紙を出させて頂きました。本当に本当にありがとうございました。私たちは秋田での思い出、また秋田の方々、ずっとずっと忘れません。うちの子供たちは秋田っ子です。また、機会があれば遊びに行きたいと思います。そして、大船渡市の復興に向けて頑張って行きます。竿燈に来ていただいた皆様にも、ありがとうございますとお伝え下さい。